痛そうに目に手をあてている子がいます。
目を打ったのでしょうか、それともゴミが入ったのでしょうか。
しばらくしてすぐ治ってしまう軽い打撲から、
すぐに眼科受診の必要なものまで様々です。
例えば薬品などが目に入ったり、鋭い物で目を突いたりした場合
応急処置後、眼科専門医への受診が必要と判断できます。
薬品が目に入った場合には15分以上流水で洗眼してから受診して下さい。その際何が入ったかが
わかるようにする事も大事です。
裂傷では精製水又は流水等で、創部をきれいにした後、滅菌ガーゼ等を軽くあてて受診して下さい。
その際軟膏は塗布せず、眼球を圧迫しないようにして下さい。
ボールや肘などでの鈍的な眼打撲の場合
子供が落ち着いたら目に当てている手をそっとはずして、目を診てあげましょう。
間をおいても開瞼できない場合は角膜(くろめ)に傷があったり、瞼(まぶた)の裏側に異物が
入っている場合等が考えられます。無理に瞼を押し上げず眼科を受診して下さい。
徐々に開瞼できるようになったら白目の充血、出血がないか確認し、瞳孔(ひとみ)を診てあげます。
ケガしてない方の目と見比べながら、瞳孔の大きさに違いはないか、正円かどうかを確認します。
目の中に出血を起こすこともあり、その時には瞳孔が観づらくなります。このような時には、
濡れタオルで軽く目を冷やしながら眼科受診をして下さい。
眼球を圧迫せず額にあてる感じが良いでしょう。
瞳孔に問題なく目が開けられるようになったら、目を片方ずつ隠しながら、見え方を確認します。
いつものように見えるか、真中部分の見え方、その周りの見え方に変りがないか聞いて下さい。
サッカーボール等が顔面にあたり、鼻出血を起こした場合
鼻出血の処置をまず済ませましょう。
次に、指やボールペン等を使って、正面視だけでなく、上下左右方向を目で追ってもらいます。
指などだぶって見えないか聞いて確認してあげて下さい。
何か物を叩いていて目が痛くなった場合
眼内異物の可能性もあります。
受診した際には何を、どのような物で叩いていたか医師に伝えて下さい。
ケガをした日は、念の為熱いお風呂での長湯は避け、また翌朝目の具合を聞いてあげて下さい。
予約なしでも随時受付しています。
ご不明の点は遠慮なくお問い合わせください。